植木鉢
日常で見られる、遠慮のサイン

結界のタイプ
見立てることで発生する結界
両端の世界と、結界を形作る行為
公
先に進まない
プライベート
日常で見られる、遠慮のサイン
関守石は庭園や茶庭などで見られる、「これより先は遠慮下さい」という意を示す暗黙の印のことである。では日常生活では見られないのかというとそうでもなさそうである。
植木鉢もまた関守石的な役割を持つ結界の一つだ。通りから一本入ったところにひっそりと置かれた植木鉢。曲がればそこは他人の私有地であること、そしてその分かれ目を静かに示すように立っている。場所としては道の端においてあるので、これが物理的な妨げとなることはない。しかし、静かに立つこの植木は、この家を訪ねる者の心持ちを緩やかに切り替え、けじめをつけさせる、そんな結界なのではないだろうか。